この春高校生になったKちゃんは、幼稚園年中さんの頃から当ピアノ教室(鶴ヶ島市)に来てくれています。
小さい時のKちゃんは、いつも笑顔で、よくお話もしてくれるかわいい女の子でした。
それは今も変わらず、とてもステキなお嬢さん。練習もきちんとしてきます。
受験の時も、レッスンを休むことなく通ってくれました。
本当に頭が下がります。
Kちゃんが今取り組んでいる曲は、スケール、アルペジオ、エチュード、の他
シューベルトのアンプロンプチュOp.90-2です。
広く親しまれるこの曲は、3部形式。
典型的な3連符の即興演奏に始まり、ロ短調の中間部も魅力的です。
シューベルトについては、中学の音楽の授業で歌曲「魔王」を学習するようなので、
「シューベルトは“歌曲の王”、600曲以上の歌曲を作曲しています」
「中学の音楽で“魔王”を習わなかった?あれを作曲したのはシューベルトだよ。魔王の伴奏はとても大変」
などの話をします。
わたしもこれまでシューベルト歌曲はかなり伴奏をしました。
三大歌曲 “白鳥の歌” “美しき水車小屋の娘” “冬の旅”をはじめ、
“Lachen und Weinen” “An die Musik” “Die Forelle” など多くの伴奏をしてきました。
しかし、“魔王”の伴奏はやってないですね。今歌い手さんに「やりましょう」と言われても、とても太刀打ちできないでしょう・・
Kちゃんのアンプロンプチュは間もなく完成に近づいてきました。
あとは演奏に磨きをかけ、“芸術”となるように仕上がれば、と思います。
いつも いい演奏をしてくれるKちゃん、楽しみです。