5月の終りに当ピアノ教室(鶴ヶ島市)の体験レッスンを受けてくれたKくんは年中さん(4歳)です。

ピアノ経験は無く、年中さんになったばかりのお子さんということですので、

じっとしていられるかな、お話聞けるかな、

体験レッスンをどんなプログラムにしようかなと考えていました。

Kくんと出会った時の第一印象は、「なんて素敵な笑顔の男の子なんだろう!」でした。

「こんにちは~」と玄関でごあいさつした時も笑顔、

体験レッスンはじまりの「グーチョキパー」の手遊びの時も笑顔、

1の指(親指)でタンバリンを「トントントン」とたたいた時も笑顔なのです。

Kくんはマスクをしていますが、笑顔が溢れているのがわかり、私もほっこりします。

 

「では、ピアノを鳴らしてみようね」

Kくんに覚えたばかりのピアノの指番号で「ドドド」の練習をしてもらいます。

Kくんは集中して「ドドド」と指を動かしてみます。

「Kくん、できたね!」私が言うと

Kくんは言葉でこそ表現はしませんが、満面の笑みで初めてピアノを鳴らした感動を表現してくれるのです!

それを見ると、「こんなに感動してくれたんだ!」と私も感激しました!

その後、リズム打ちや、5線ボードに音符をはりつけたりをしましたが

Kくんは一つ一つできるたびに「できた!」という嬉しさを笑顔で伝えてくれます。

もちろんお話も聞けて集中力もあります。

 

Kくんのお母さんは、ずっとニコニコとKくんを見守っています。

「Kくんの下にも小さい兄弟がいるので、この子との(音楽の)時間を持ちたいとおもったんですよ」

と、お母さんはおはなしされていました。

体験レッスンを終えての帰りがけに、Kくんは「たのしかったー」とお母さんにお話していました。

私も心の中で「また笑顔のKくんと会いたいな」と思いました。

 

その後、Kくんは当ピアノ教室(鶴ヶ島市)に入会してくれることになりレッスンがスタートしました。

Kくんの笑顔は変わらず、音楽も着実に吸収してくれています。

これからの成長が楽しみです。