私が音楽以外に続けているもののひとつに、“おはなし会ボランティア”があります。
かれこれ25年程になりますね!
図書館や小学校などに入らせていただいて、おはなし会をするのです。
内容は、ストーリーテリング(昔話などをおぼえて語る)、絵本読み聞かせ、手遊び、手袋人形、パネルシアターなど。
数人でチームを組んで、図書館や小学校でのおはなし会に入ります。
月に2回、図書館での勉強会があります。
ボランティアをやろうと思ったのは、都内にいる頃 “語り手講座”があり、
そこでベテランの語り手さんの、ロシアの昔話「ゆきむすめ」を聞いたことがきっかけでした。
知っている昔話でしたが、語ってもらうと 情景が目の前にバーッと広がるのです。
それから自分の語りの勉強が始まりました。
埼玉に移り住んでからは日高市立図書館の勉強会を探し出して、今に至っています。
図書館の方やメンバーの皆さんがとても温かく熱心で、「ホッ」とする会です。
先日は図書館主催「こわいおはなし会」があり、そこで絵本を読みました。
コロナ禍ですので、十分な感染対策、人数制限はもちろん行っています。
でも、こわーい飾り付けは今まで通りです。
そして、なぜ昔話が音楽と相通じるのか。
これは、かつて受講した ドイツ文学者の小澤俊夫先生の講座でも習いましたが
昔話の構造には法則があり、それが音楽と共通点があるということです。
例えば、3度のくりかえし(音楽ではソナタ形式の提示、展開、再現の構造など)やリズム感などがよく似ています。
音楽も語りも、人を虜にする強い力を持っていますね。