中学生Kくんは幼稚園年中さんから当ピアノ教室(鶴ヶ島市)に通ってくれています。

入会当初から感が良く、ピアノ演奏においては理解力抜群で、練習もよくやっていました。

うちでは、習い始めの生徒さんから、リズム打ちや初見(初めて見た楽譜をただちに演奏すること)、

聴音(耳で聞いた旋律などを楽譜に書き記すこと)も並行してレッスンを行いますが、

小さい頃のKくんは記譜の仕方を覚えると、聴音も瞬く間にできるようになり、

複雑なリズムについても「ここはこうだよ」と説明すると、のみ込みが早くてすぐに理解するのでした。

ここにKくんの聴音がありますが、ユニークな書き方です・・・

そして何よりもKくんの強みは、“いつも笑顔でいる”ことと、“大人と会話ができる”ということです。

以前にもお話しましたが、当ピアノ教室(鶴ヶ島市)の生徒さん、

特に中高生のコミュニケーション能力はすばらしいなと思いますが、

Kくんもまさにそうなのです。

こちらからは根掘り葉掘り話を聞きだすことはしませんが、

「今日は部活あった?」などと尋ねると

「うん、あった。今日は結構走らされてメチャクチャ疲れて それで、こうでああで……」

といったようにたくさん話してくれるのです。

当ピアノ教室(鶴ヶ島市)の発表会の前後では、Kくんからホールやピアノについての話が出ます。

「発表会にはここの(当ピアノ教室の)ピアノを持って行ければいいのに」とKくん。

「えっ、ホールのピアノは弾きにくい?フルコンサートピアノ(コンサート用の大きなピアノ、奥行き270㎝~)で、うちよりずーっといいよ」

「へぇー。ホールのは弾きにくい。軽かったり、金属の響く音がしたり」

おー、よく把握しています!

 

当ピアノ教室(鶴ヶ島市)の生徒さんたちが、他の生徒さんや保護者の方と顔を合わせるのは

1年に1度の発表会とそのためのリハーサルぐらいです。

以前は ケーキ屋さんでミニコンサートとか、公共施設でお楽しみ会をしましたが、

今の状況だと設定は難しいですね。

それでも親御さんたちは子どもたちの成長する姿を よーく見ていらっしゃいます。

「〇〇ちゃん大きくなりましたね」とか「〇△ちゃん、すごく上手になった!」とか感嘆の声が上がります。

Kくんについては、レッスンやリハーサルで出くわしたお母さんがKくんに話しかけると

必ずニコニコしながら返してくれるので、Kくんファンのお母さんが増えていってます。

今年3月の発表会の少人数ごとのリハーサルでも、小5のMちゃんのお母さんがKくんの演奏を聴いて

「うわー上手だね、運動部もやってピアノも続けてすごいね…

うちの子の名前は〇〇っていうの。よろしくねっ!」と

話しかけていました。

またKくんのファンが一人増えました!!