新年度に入ってすぐ、年中さんになったばかりのKちゃんがピアノの体験レッスンに来てくれました。
小さいお子さんが初めて当ピアノ教室(鶴ヶ島市)に来てくれるときは、
いろいろなプログラムを準備します。
じっとしていられるかな、お話聞けるかな……などと考えながら。
片手でひく入門のピアノ曲やリズム遊びなどのプログラムを準備していましたが・・
Kちゃんは、ごあいさつの仕方やお話の聞き方がとっても丁寧です。
そして集中力がすごい!
「この字は読めるかな」とひらがなで書いた“どれみ…”ですが
「どれみふぁ…」とスラスラ言えますし、カタカナや漢字もわかります!
ピアノをひいてもらうのに、“ド”の音ばかりの譜面を用意しました。
「Kちゃんはもうこの音は知っていますね」
「(うなずいて)ド」
「ドはいくつ書いてあるかな」
「よっつ」
「ここは右手でひきますよ、1の指でひいてみましょう」
……Kちゃんにとって課題はやさしすぎましたが、とってもきちんとひいてくれます。
私が手を打った数やお休みの数も模倣してもらいます。
「聞こえた数をまねしてたたいてね」
「先生がグーをしたところはお休みですよ」
Kちゃんは集中して聴き取り、同じ数をたたきます。
お休み(休符)が入っても、それを把握して模倣できますし、音符や休符に見立てたマグネットを並べることもできますが、
Kちゃんの集中力がとにかくすごい!私の提示することをじーっと見てくれて、感動ものです。
2拍子の練習もしてみました。
ピアノで弾く曲に合わせてボンゴ(打楽器)を打ってもらいます。
「いち、に、いち、に、いち、に……」
Kちゃんは楽しそう、目がキラキラ輝いています。
体験レッスンが終ってすぐ、Kちゃんのお母さんが「もう入会をします」と決めてくださいました。
「Kちゃん、楽しかったよね」とお母さん。Kちゃんも「うん!」とニコニコ笑顔です。
さらにKちゃんのお母さんは、
「(当ピアノ教室(鶴ヶ島市))のホームページがとっても楽しくて、入会するつもりで体験にきました」とおっしゃいました。
そんな風に言ってくださって、嬉しい限りです。
これからKちゃんがピアノとともに成長されるのが、とても楽しみです。