「ピアノをならいたい!」と
当ピアノ教室(鶴ヶ島市)に入会してくれたSちゃん(年長さん)。
通い始めて早いもので8か月がたちました。
出会った時のSちゃんは少し大人びた雰囲気、でもとても人懐っこい女の子という感じでした。
そして、最初の頃からレッスンでは楽しく会話をしてくれました。
たとえばこんな風に・・・
「ここまでよく弾けたから、少し進んでみようね。何の音か調べてみましょう」
「うん。…ミ…ソ…ファ…レ」
「そうそう、音が読めたね。弾いてみる?」
「うん、ひいてみる。ミ…ソ……ファ……むずかしい~」
そんな時、いつも笑顔の素敵なSちゃんがちょっぴり心配顔になります。
「やっぱりきょうとおなじところまでにする…」
でも最近では・・・
「せんせー、もうぜんぶひけるようになったよ!」
「エッ、全部弾けたの?」
「うんっ!!」
「わー、聴かせて!」
そしてSちゃんは課題を見事に弾いてくれたんです。
ここで私は拍手喝采です。
Sちゃんは自信に溢れた笑顔です。
よく弾けたことも素晴らしかったのですが、
自分ひとりで譜面を理解して練習できたことは見事でした。
譜読みにの練習には音符カードや5線ボードを使っています。
小学生以上の子どもたちは、このボードにマーカーで音符を書く練習をしていますが
幼児のお子さんたちは音符に見立てた磁石を貼ってもらいます。
ある日Sちゃんが「ト音記号を書きたい」と言うのでマーカーで書いてもらいました。
…書くのはちょっぴり難しいト音記号ですが、Sちゃんはすぐに覚えられそう。
今後Sちゃんにはト音記号や音符を“書く”ことに切り替えていこうかと思っています。
そしてピアノも素敵な曲がひけるようにがんばろうね、Sちゃん!