私は、ピアノは弾くことだけを学習するのではなく、様々な方向からのアプローチが必要だと捉えています。
ピアノだけでなく、他の楽器や声楽にも言えることですね。
当ピアノ教室(鶴ヶ島市)では、ピアノレッスン時間内にリズム学習、音の聴き分け、音符の読み書きなどを行います。
それらの学習に充てる時間は、幼児さんや入門したてのお子さん程長く、
大きくなるにつれてほんの少しの時間になります。
今日は、当ピアノ教室(鶴ヶ島市)の小さい子たちのリズム学習についてお話します。
子どもたちはリズム学習が大好き!
“学習”というよりは“遊び”の感覚ですね。
いろいろなリズムの課題は「ゲーム性がある」と言われていますが、大人がやってみても楽しいんです。
私が手をたたきます。「👏👏」「何回たたいたかな」
「4かい!」
「そう。たたいてみようね」「さん はいっ!」
「👏(いち) 👏(に)👏(さん)👏(し)」
「では、たたいた数のマグネットを並べてね」
・・・といった具合です。
これは、一定のテンポで手をたたくことを学び、
やがてはリズム聴音(聴き取り)ができるようにしていくのがねらいです。
“まねっこリズム”では、ウッドブロックや木のスティックを使います。
私が打ったリズムを生徒さんがすぐさま真似て打ちます。
2拍子や3拍子のリズムのパターンを表現できるようにしていくのがねらいです。
最初は2拍子のリズム、やがては3拍子、4拍子、8分の6拍子、
そしてリズムのカノン(輪唱のようなもの)へとレベルアップしていきます。
打楽器のボンゴを使って“拍子の変化”も行います。
音楽の演奏に大切な拍子感を身に付けるための練習です。
私がピアノで、例えば“かえるのうた”を2拍子、3拍子、4拍子に変化させながら弾きます。
生徒さんはその変化に応じて、ボンゴを拍子を変えながら打つんです。
何だか文章で説明すると、わかり辛いと思いますが
子どもたちはこの活動も大好きです。
リズムについては、単に理解して打てれば良いのではなく、
身体全体でリズムを感じ取り、躍動感のあるリズムを表現できることが目標です。
それが生き生きとしたピアノ演奏につながります。