私は数年前から音楽史の講義を受けています。
先生は豊島千織先生。
千織先生は、武蔵野音大の大学院入試のための講義やイタリア語のレッスンをされています。
マンツーマンです。
これまではお宅に伺っていましたが、コロナ禍になってからはオンラインレッスンです。
初めは大学院入試科目の西洋音楽史について、スローペースでレッスンを受けていました。
今は「音楽史と共に、その時代背景の世界史も学びたい」とお願いして、ご指導いただいております。
「自分で本を読めばいいのでは」と思われるかもしれませんが
やりかけてそのまま、またやりかけてそのまま…の繰り返しでしたので、授業を受けています。
自分の場合、音楽や世界の出来事について、散らばったままになっているので
きちんとやり直したいという思いがありました。
また、自分がご指導いただいているピアノの先生が、学んでいる楽曲が作られた時の時代背景や
作曲家の人物像など、様々な話をレッスンでしてくださいますが、非常に有意義な内容なのです。
学んでいる曲の見方、表現、音色も自ずと変わってくる気がします。
ですので、自分も自宅の生徒さんたちにそういうレッスンをやっていければ、という目標ができ、
音楽史を学ぶに至りました。
先日は「マルティン・ルターの宗教改革とその時代の音楽」についての講義を受けました。
メディチ家のレオ10世がローマ教皇に就任、この時代はペスト大流行で免罪符が売れる、
そんな中ルター現れ、カトリック教会に異議、95か条の意見書…。
讃美歌などはラテン語からドイツ語に翻訳。音楽も全く別の宗教音楽が発達、主体はコラール…
先生のお話が映像となって頭に入り、とても良かったです。
次回音楽史レッスンは、1ヶ月後です。