私はかれこれ28年程前から“おはなし会ボランティア”を行っています。

かつて都内に住んでいる時に“ストーリーテリング講座”を受けたことがきっかけでした。

ストーリーテリングとは、昔ばなしなどを覚えておはなしする“語り”のこと。

受けた講座で、ロシアの民話“ゆきむすめ”の語りを聞き深く感動したのです。

ゆきむすめの絵本は知ってはいましたが、

ことばだけで聞いた時に「こんなにも情景が見えるんだ!」と驚いたことを覚えています。

それからは語り手を育てる勉強会に所属し、学校や保育園でおはなし会ボランティア活動に携わってきました。

鶴ヶ島市に越して来てからは

おとなりの日高市で日高市立図書館が母体となって行っている勉強会を見つけて即入れていただき

図書館や日高市の全小学校で、おはなし会ボランティアの一員として入らせていただいています。

もちろん、ピアノ教室や演奏の仕事が立て込んでいる時は休み休みしながら

自分のできるペースで活動しています。

昨日は、日高市内の小学校1年生の授業に入らせていただきました。

語ったおはなしは「チムラビットとはさみ」

入学したばかりの子どもたちが10分程のおはなしをじっと聞いてくれるかなと案じましたが

なんのなんの、いろんな場面で「わー・・・」「えっ!」と反応しながら耳を傾けてくれました。

私も子どもたちの素直な表情を見ることができて

「あ~、よかったぁ」と幸せな気分になりました。