8月4日鶴ヶ島市の伝統行事“脚折雨乞(すねおりあまごい)”が

実に8年ぶりに開催され、見に行ってきました。

4年に1度開催されているものでしたが、2020年はコロナで中止となっていました。

 

脚折雨乞は、鶴ヶ島市脚折の雨祈願の伝統行事で、何と江戸時代から行われているそうです。

麦わらや竹で巨大な龍蛇(全長36メートル)を作成し

魂を入れる儀式で龍神となり

その龍神を300人の担ぎ手がかついで街を歩き、道路を渡り

到着した池に入って雨を祈るというもの。

この脚折雨乞に駐車場はありません。

猛暑の中テクテク、歩きで現地へ向かいます。

純粋な儀式なので、屋台の出店もありませんね。

龍神が最後に到着する池の周りには少しグッズ販売の出店があったかな?? ←あやふや

 

私は「以前も行ったし猛暑なのでやめておこう」「ライブ配信もあるしね」と思ったのですが

「いや、やはり直接自分の目で見て来よう」と出向きました。

そう、音楽の演奏も生で聴くのと、配信や録音で聴くのとでは全く違いますものね。

 

「この暑さなので人出は少ないかも」と高をくくっていましたが

なんのなんの、ひと、ひと、人でいっぱい!

皆 龍神がこれから通る所やその先目がけて歩き

集結しているではありませんか!

人々は道の両側や交差点、そして少し離れた陸橋の上にもあふれかえり

まだかまだかと待っています。

そしていよいよ龍神がやってくる!

おひさまがギラギラ照りつける中、

ピピーッと龍神を誘導する笛や掛け声がひびき

巨大な龍神が目の前を通ります。

担ぎ手さんたちの汗や気合も感じられ、エネルギーが押し寄せてきます。

龍神がゴゴゴゴゴゴゴーーーっと通り過ぎた後、

人の波は池を目指す龍神の後を追ってぞろぞろと移動します。

本当に暑い中、ダラダラと流れる汗をぬぐいながらの見学でしたが

「あー、見に来てよかったぁ!」とつくづく思ったのでした。

次の脚折雨乞は4年後の2028年、また龍神にお目にかかるのが楽しみです!