朝夕とめっきり肌寒くなってきました。
今日は小学3年生のMくんのレッスン日。いつも明るく入室してくれます。
「こんにちは~!あつーい、朝さむいから長そでにしたらあつかったー」
「こんにちはー」Mくんいつも通り元気だなあ。
外はかなり涼しいですが、レッスン室は防音で密閉空間。
まだクーラーをつけています。
👆こちらがMくんが今学んでいる教材です。
“こどものバイエル下巻”では、終りの方を練習しています。
Mくんは宿題が合格になると、必ず次の課題を初見(初めて見た曲を練習しないで弾くこと)で弾いてみます。
Mくんは瞬時に音やリズムを把握して「この曲はこんなかんじ」と理解できます。
「Mくん、わからないところなかった?」
「うん、だいじょうぶ」
頼もしい返事です。
“バーナムピアノテクニック”では分散オクターブの課題です。
どのように弾くのか、文章で表すのはむずかしいですが…
8つ離れた音を 親指と小指で交互にひきます。
それを両手同時に行います。
Mくんはきちんと練習してきましたが、それを弾いたあとで
「ぼく これひくと よう」
「よう!? あー“酔う”だね。車酔いの」
「そう。手を見てるとくらくらする」
「右手と左手どっちを見てるの?」
「りょうほうだよ」
まだ手が小さくて届かないので跳躍して弾いているのですが、
手の動きをしっかりと目で追っているようです。
もうひとつ、ブルクミュラーの中の1曲を弾いたあとは音楽ドリルの宿題確認です。
「さてー、次の宿題は何かなー」とページをめくると、片手リズム両手リズムの課題がびっちり。
「ぜんぶやってくる!」とMくん。
「全部? 来週学校のテストがあるって言ってたけどいいかな?」
「だいじょうぶ! ぼくリズムすきだから」
「わかった!」
リズムの好きな生徒さん多いです。って言うか、全員好きなんじゃないかな。
リズムの課題にはゲーム性があるといいますしね。
あとは毎回宿題に出す音楽ノートでのリズムと、メロディの書き取りです。
音楽ノートは、書くページが無くなりました。
「やったぁ、つぎのノートえらびたい」とMくん。
「ディズニー、車、アナ雪、はらぺこあおむし」のノートがあるよ」
「アナ雪 おんなだし~ はらぺこあおむしにする!」
こうしてノートが決まり、レッスンを終えたMくんは明るく帰って行きました。