10月12日、母校武蔵野音楽大学での音楽セミナーを受講してきました。

コロナ禍以前は丸々3日間の研修で、様々な講座や実技もありました。

今は今回のセミナーの他、年末から来年にかけて

声楽指導法やピアノ、管楽器の指導法などが分散されて行われています。

 

1限目は、声楽家の豊嶋祐壹先生の

“発声における身体作用 芸術プログラムによる実演” を受講しました。

私も子どもたちのピアノレッスンやリトミックで歌(童謡など)歌いますが

高音の声がとても出しにくく、困っていました。

1時間半の講義では、喉や体の内部の話などを分かりやすい説明や

先生の音楽とのかかわりや想いなどの話、

そして、エピソードを交えた6曲の歌も聴かせていただき

実に感動的な講座でした!

 

2限目は、作曲の佐藤誠一先生による “機器やアプリで広がる音楽の創作と学び”

私は10年ほど前に、武蔵野音大で4年間別科で学んだことがありますが

その時の音楽理論の授業で、佐藤先生に教わりました。

今回の講座は “デジタル音楽” “音楽アプリ” “音を描く、視覚化する” など

自分にとってはとても難しいものでした。

受講生は超満員で、現職の教員も多かったようです。

 

3限目は、指揮者の北原幸男先生による

“充実した合奏指導のための指揮講座~アナリーゼと共に~”

「メロディ、ハーモニー、編成など何を手掛かりにアナリーゼ(分析)するのか」

「音楽の方向性、呼吸について」

「どんな難曲でもアンプをする」など

再認識しないといけないことがたくさんありました。

 

4限目は、佐橋美起先生の “ミュージカルへの招待~歌とダンスで綴るミュージカルの歴史”

この講義は、ミュージカルの誕生や歴史を

ミュージカルの授業を専攻しているであろう17名ほどの生徒さんが

かなりの曲数を歌い、踊って紹介してくれました。

“サマータイム” “踊り明かそう” “トゥナイト” “民衆の歌がきこえるか”…などなど

学生さんたちは声楽科ばかりではなく

ピアノ科や管楽器専攻の人もいて、皆さん上手!

何曲あったんだろう?……とにかくすごい曲数で圧巻でしたね。

…以上が今回のセミナーです。

よく講師の先生方が「1時間半ではあまり伝えられない」とおっしゃいます。

本当にごもっともです。

音楽(音楽以外もそうですが)は数年、数十年、一生かけて取り組むもの。

そして、違った専攻科目を知ることで

音楽をより深く掘り下げていきたいと思っております!